北アルプスを一望する、弘法山山頂

小学校の頃遠足でここまで来てお弁当を食べた思い出の場所。鶯が鳴いていて、快晴で、のどかで、いい思い出。
前方後方墳としての弘法山古墳が発見されたのは昭和49年(1974年)のこと。

昭和49年に松商学園が弘法山を買収し、学校用地造成に先立っての発掘調査を開始したところ、これが単なる円墳ではなく、今まで松本平にはないとされてきた前方後円墳ではなかろうかとの疑いが生じ、協議の結果、保存を前提として松本市教育委員会が調査を継続担当することとなりました。
再々度にわたる測量の結果、古墳は前方後円墳ではなく、当時にあっては県内唯一の前方後方墳であり、続いておこなわれた主体部の発掘で、河原石で築かれた石室が現れ、石室上から出土した多量の土器と完存していた副葬品のセットから、古墳は3世紀末(古墳時代初期)に造られたもので、長野県のみならず東日本最古(当時)であることが判明し、一躍学会の注目を浴びることとなりました。
ほかに例を見ないスピードで昭和51年に史跡指定を受けましたが、このことからも弘法山古墳のもつ重要性をうかがうことができます。
引用:https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/134/3774.html
当時も、歴史の授業で一帯を治めていた名士のお墓だということくらいしかわからずにいました。そして今も、誰のお墓なのかはわからないようです。

駐車場が近くまであり、そこまでは車でもうんうん上る感じです。昔の人からすると一応山なので、登山ということになるのでしょうか。
駐車場からはクロックスくらいでも大丈夫そうですが、転ぶと大変なのでスニーカーくらいで登りましょう。

登って数分で、早速東屋があります。

休憩せずに余裕で登れますが、鳥の声や草木のざわめきをBGMに瞑想できそうな自然の癒やしを感じられます。

まもなく頂上です。あっという間~

看板があったら頂上は目の前。
古墳時代、紀元3世紀後半の規模の大きな前方後方墳。歴史の授業では「前方後円墳」の方を習いますが、ワンランク下の「前方後方墳」とのこと。
埋葬者は卑弥呼と同じ3世紀を生きた人で、このような大規模古墳の出現は、指導者が支配者に変わった時と推定されるそう。
特に江戸時代の松本の支配者はろくな奴がいないようなので、せめてこの埋葬者がいい人だったことを願うばかりです。
卑弥呼と同じ3世紀を生きた人の古墳からの眺め

いきなり視界が開けてわーーーっとなります。見事な開放感。広い空、高い山、平和な町。

山に囲まれた松本平。

こちらも絶景。

まだ雪が残る北アルプスの高い山々。とにかく美しいです。

本当は真ん中にある緑の一帯が桜の木で、桜のシーズンは地元の人の花見で賑わいます。

パノラマで撮影しても、肉眼で見る開放感と空気感は写真に収めることは出来ません。
こういうブログを書いていてなんですが、やっぱり現地を訪れる事に大きな意味があると実感します。
転倒注意な桜の密集地帯

先客のカップルが古墳の下に下りて行ったのを見て、私も小さな階段を降りることに。この下に桜の密集地帯があります。

今降りてきた小さい階段も結構な勾配です。

階段を降りると一旦、平地に出ます。

先に下りていったカップルの女子が「きゃー」と悲鳴を上げています。この急勾配…危険な香りがする…(*_*)

桜の群生地帯は本当に密集していて、ここまで下りてお花見する人も多いことでしょう。
ところが、写真以上の勾配と押し固められた土の道は、滑りやすく…カップルの女子同様、自分も…ど派手に転びました…(TдT)
ギャン泣きしたいくらいに、お尻を強く打ってしまい切なさと情けなさがMAX…(TдT)
大人になって、予想外に転ぶと辛い。まあ、人生もそうですよね。辛い経験は早めに済ませておいたほうがいい。山で得る教訓は本物です。

桜地帯からの下山は諦めて、お尻をさすりながら再度古墳に登り、安全な形で元来た道を大人しくとぼとぼ。
麓に、古墳の案内図がありますので、桜側から下山するチャレンジャーの方はどこに降りるか確認しておいてもいいかと思います。
まとめ
大した登山でなくとも、美しい景色と空気、開放感を一度に味わえる弘法山古墳を紹介しました。
本来は桜の名所として名高く、その時期は人が多いようですが、普段は鶯やカッコウが鳴く声と、木々が葉を揺らすサラサラとした音しか聞こえない静かな名所です。
いつもより太陽が近く感じ、静か故に太陽が照りつける「サンサン」とか「ギラギラ」とか漫画で使うような擬音が聞こえるような感覚すら覚えます。
弘法山古墳から出土した副葬品は「弘法山古墳出土品」として長野県宝に指定されていて、松本市立考古博物館で見学することができるそうなので、3世紀の歴史に思いを馳せたい方は、そちらもご一緒に。
松本市街の宿泊は
現地までのアクセス
松本市公式HP(弘法山古墳の説明)
















