子供の頃は、松本城の近くにあった博物館が大名町通りに移設され、近代的な建築で再構築されていました。
博物館だけではなく、美術館、図書館、公民館、文書館、学校を始め、ほかの関連機関と連携し、「ハブ」としての機能を最大限に活かす取り組みに。

博物館の入場料は500円ですが、中に入らずとも都会的に洗練された空間でリフレッシュすることができます。常設展示は、高校生以下無料です。
カフェなどもあるので、観光の途中にほっと一息つける癒しの場でもあります。
松本市の歴史と市民の営みを知る

松本市立博物館は「明治三十七、八年戦役紀念館」として、1906(明治39)年9月21日に開館いたしました。
当時の松本尋常高等小学校男子部内に設置されてから、100年以上の歴史を誇る博物館です。1952(昭和27)年には、長野県内で初めて博物館法による登録を受けています。時代とともに名称や所在地の変更を繰り返し、2023(令和5)年10月、「松本まるごと博物館」の基幹施設として現在地に移転新築し開館しました。
重要文化財「孔雀文磬(くじゃくもんけい)」や「七夕人形」、「民間信仰資料」、「農耕用具」コレクションといった3件の国重要有形民俗文化財をはじめ、約11万点を超える貴重な資料を収蔵しています。
引用:松本市立博物館

エントランスに飾られた「松本てまり」。

菊などをモチーフにした美しい手まり。

そういえば、昔、祖父母の部屋に飾ってあったなぁ…。私が小さな子供の頃でも、この手まりで遊ぶことはなく、美しさを愛でるアイテムでした。
江戸中期には女子の正月の遊びの定番として君臨していたようですが、ゴム毬の登場で遊び道具としての役目は終えた様子。

展示室の手前には、大きな窓からたくさんの光が差し込む図書室。

開放的な雰囲気でゆったりとした時間を過ごせそう。
都会にあったら、無料で使えるシェアオフィスといったところで、重宝される空間だと思うのですが…田舎は土地が広くて当たり前だから、こういった無形な贅沢にやや鈍感なのかも。

ちなみに1Fにカフェもあります。

平日でもありますが、この雰囲気なのに、ほとんど人がいないのは…なかなかのもったいなさ…せっかく移設新築したというのに。

この日は特別展示がないので、常設展示を見ることに。
地域とは人の営みの場であり、地域の姿には自然環境や先人たちによって生み出され継承される知恵・技術・慣習が反映されています。
常設展示室では、総合的な視点で松本の「ひと」と「まち」を切り取り、人の営みとまちの変化を軸に、松本の過去と現在そして未来を考える展示室となっております。
引用:松本市立博物館
写真を撮ることはできませんが(Googleマップの口コミには展示物の写真があるけど…OKだったのかなぁ…)、入口近くにある「松本城を中心とした江戸の町並み」が再現されたジオラマは一見の価値ありです。
他にも、賑わう城下町の人々とお祭り、長野県の自然、盆地、連なる山々、伝統行事、暮らしの工夫などが展示されています。
詳しくは公式のHPを参照してみてください。
子供の頃社会科見学で、この博物館を訪れましたが、あまり興味が沸かなかったこの街の歴史も、大人になって改めて見てみると新しい発見や驚きがあって、興味深く思いをはせることが出来ました。
街全体が屋根の無い博物館「松本まるごと博物館」

松本には無料で見られる施設が多く存在します。
歴史に興味がある人でなければ、あんまり興味の沸かない世界ではありますが、歴史建造物はそれなりのオーラがあり、時空を超えた不思議な体験ができます。
なにより無料なので(一部有料あり)、観光の途中にちょろっと立ち寄ってみるのも一興かと思います。
ちなみに松本城下に残る数少ない武家住宅「高橋家住宅」もそのひとつです。
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擬洋風建築の代表作 国宝「旧開智学校」と県宝「松本市旧司祭館」もあわせてどうぞ。
[includeme file = "excuse.php"] 小学校の社会科見学でこちらの建物を見学したことがありました。 子供ながらに、なんだか不思議な建物だと思うとともに、古めかしい建物を保存していることにも疑問を感じてい[…]
「学習の場」、「交流の場」としての美術館・博物館の一覧 ※一部有料

夏でも日差しが差し込みすぎない大きな窓。この下は階段のベンチになっていて、一休みするのにもぴったり。

エントランスに戻ってきました。
スタイリッシュな建築物なのに、とにかく人が少ないのがもったいないなぁ…
カフェやショップの方は若干賑わっていますが、無料で寛げるところがたくさんあるので、地元民も観光客ももっとライトに使えるようにアピールがあるといいかもしれませんね。
まとめ

松本市の歴史と市民の営み、また松本城を中心とした城下町での生活、盆地、山脈など、この土地の特徴を一気に学べる博物館。
常設展示の「ジオラマ」は、一見の価値があります。また、ここは屋根あるけど(^_^;)…屋根のない博物館(いや、全部屋根あるけど)「松本市」を巡るはじめの一歩に。お城からも近いので。
また、博物館と謳ってはいますが、地域のコミュニティの場を提供している施設。
実は貸し出し施設も多く、市が運営しているだけあって、安い料金でも使えるようです。ちなみにこの「ポケットパーク」という広場は、全日貸し出しで1000円という破格プライス。
イベントなどを催す際は、かなり格安で場を押さえることができそうです。ウインドウギャラリーなどもあり、アーティストの方の展示会などにも便利そう。市外からの利用もあると、もっと賑やかになるかも。
