
松本はお水が美味しいことで有名で、東京からくる違いがわかる観光客がコーヒーを飲むためのカフェや喫茶店がたくさんあります。
松本は周囲の山々から生まれでる清らかな水を地下にたくわえた町です。
住宅街のそこここに、美しく透明な湧き水が溢れ出すスポットが点在し、市民の生活を支えています。美味しいコーヒーを出すカフェも多く、東京からくる人たちが水の美味しさに触れる機会も多いと思います。
名水百選以外にも観光地としても素晴らしい
これから紹介する「まつもと城下町湧水群」は、平成の名水百選にも選ばれています。
松本城周辺地域には、美ヶ原などの山岳地帯や扇状地がかん養した地下水が豊富で数多くの井戸や湧水が存在し、それらを一体的にとらえたものを「まつもと城下町湧水群」としています。
代表的な井戸には源智の井戸などがあり、これらの井戸では地元町会など市民の方々が中心となり、保全活動が行われています。
また、市街地に整備された公共の井戸は、水汲み、街路樹への灌水や打ち水等に利用され、市民や観光客の憩いの場となっています。
引用:https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/52/4554.html
松本城や蔵の街中町など、観光スポットに湧いているところも多いので、飲み干したペットボトルに注いでいる人達の姿もよく見かけますし、たくさんのペットボトルを持参し、家に持ち帰る地元民の姿も多く、地域に密着したマニアックなスポットです。
「まつもと城下町湧水群」は環境省の「観光地として素晴らしい名水部門」第3位に選ばれています。ちなみに1位は「安曇野わさび田湧水群」で、こちらも長野県になります。
[includeme file = "excuse.php"] 緑と黒のツートンで目に優しい 外国人観光客が本物の日本を探してたどり着く場所(わさびソフトクリーム)とのことで、久しぶりに訪れてみました。 見渡す限りのわさび[…]
これから紹介する井戸の湧き水は水質検査済で美味しく飲める水ですが、加工されていない生水はそのまま飲むとリスクもあるので自己責任での飲用になります。
煮沸をして飲用する分には問題ありません。

松本市が公式で「まつもと水巡りマップ」を出しているので、こちらを参考に湧き水スポットを網羅。今回は観光地でもある蔵の街「中町」周辺の井戸を紹介します。
日の出の泉 薬祖水

田舎なら確実にある大型イオンモールの通りにある神社です。
イオンの賑わいとは裏腹にひっそりとしていて、全然気づきませんでした。

長野県松本薬業会館の敷地内にある「薬祖神社」の井戸「日の出の泉薬祖水」があります。
薬祖神社には、「大洗磯崎神社」(茨城県東茨木郡大洗町)から御祭神として「大己貴命(おおなむちのみこと)(大黒主命)」と「少彦名命(すくなひこなのみこと)」が分霊されています。
大己貴命は大黒様とも云われ、慈悲深く福徳を授ける神として、また少彦名命は医学の祖神として仰がれ、民を救う神として信仰されています。
引用:新まつもと物語

要するに「薬」の神様が祀られているそうで…なんだか色々に効きそうな雰囲気。

松本薬業会館の敷地にもともとあった井戸は、周りの他の井戸が枯れても枯れることがなかったと言い伝えられてきましたが、平成19年10月に地元の薬業関係者の熱意により会館の横に「薬祖神社」が建立された折、合わせて飲泉場も整備されました。
引用:http://www.naganokenyaku.or.jp/modules/meisui37/index.php?p=39
| 硬度 | 水質 | ph | 混雑度 |
| 74 | 軟水 | 6.6(弱酸性) | 空いてる |
現地までのアクセス
伊織の井戸

住宅街の細い道にある小さな井戸です。

1686(貞享3)年に起こった農民一揆「加助騒動」農民の救済に尽くした松本藩士鈴木伊織
農民たちに慕われ、亡くなったときには「伊織死亡候につき同家へ悔みに参る事不罷成候」という高札が出されるほどだったと言います。墓所がここにあります。
引用:新まつもと物語
松本市には「傾いた城伝説」なるものがあります。
悪政が続き年貢が周囲の藩よりも高かったことから、農民一揆が起こり「多田加助」という人物が、そのリーダーとして立ち上がりましたが、その首謀者として多田加助とその一族、同士合わせて総勢28名、彼ら全員が極刑との処分。
という壮絶な悲劇が起こったのです。処刑所から松本城を睨むと城が傾いた…という伝説です。
享保10(1725)年7月28日。 ある不可解な事件が起こる。 その日、松本藩(長野県)6代藩主の「水野忠恒(ただつね)…
加助に寄り添った松本藩士が農民たちに慕われ、その墓所の近くに湧く水です。

ふらっと見かける機会には恵まれないひっそりとした小さな井戸。知っていたらマニアック上級。

| 硬度 | 水質 | ph | 混雑度 |
| 100 | ぎり軟水 | 6.8(弱酸性) | 空いてる |

現地までのアクセス
中町 蔵の井戸

400年の歴史の国宝松本城の城下町・善光寺街道として、江戸~大正時代の蔵造りの建物が多く残り、独特の景観を保つ中町通りは観光客も多く訪れる通りです。
こちらの「松本市中町蔵の会館」は宮村町にあった造り酒屋を移築再建。

手漕ぎポンプの井戸はノスタルジック。

下からも常に湧き水が溢れていますが、こちらポンプを押すことで上の蛇口からもたっぷりの湧き水が溢れ出てきます。
松本に来たら訪れる機会の多い観光地のひとつなので、見つけやすいスポットです。
| 硬度 | 水質 | ph | 混雑度 |
| 82 | 軟水 | 6.6(弱酸性) | 賑わっている |

現地までのアクセス
源智の井戸

城下町の井戸!といったら此処を思い浮かべる人が多い代表的なスポットです。
「水と人形のまち 高砂通り」は人形店が軒を連ねる歴史ある通りで、新しいカフェなどもあるのですが、ノスタルジックな風情を楽しむことが出来ます。
一応、観光客にも推しの通りとなっていると思います。

この通りの一番奥に、こちらの井戸があります。

この井戸の存在は早くから知られ、歴代の領主や城主は、不浄なき旨の制札を出して保護に努めていました。
また、遠近からも多くの人々が訪れ、酒の醸造にも使われました。明治13年(1880年)の明治天皇松本御巡幸時にはこの井戸の湧水が御膳水として使われました。なお、町名の「源地(源池)」は、この井戸の名に由来しています。
引用:https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/134/4004.html
毎分約200リットルの湧出量を誇り、遠くからここまで汲みに来る人も多いようです。

この日も、近所の方、車で汲みに来ている人が2組ほどいらして、市民の生活に根付いた井戸のようです。
| 硬度 | 水質 | ph | 混雑度 |
| 150 | 中硬水 | 6.7(弱酸性) | 賑わっている |

松本市の水は硬度100以下の軟水が多いですが、こちらは中硬水。
色々飲み比べましたが、若干違うくらい(^_^;)…ぜひ、味の違いがわかる人に試してほしい。
また、地元の方がしめ縄の張替えや清掃をされていて、古い井戸から湧き出る美しい水を情緒とともに味わってみてください。
現地までのアクセス
源地の水源地井戸

江戸時代から現在まで利用されている松本市の水源のひとつ、毎分150リットルの湧出されています。

大きな駅前の通りから小路に入ったところにある、松本市水道局が管理しています。

全体的にみると、井戸の周りに池が整備されています。

なるほどなるほど。

毎分150リットルとは書かれていますが、ここから出ている水量はそれほど多くなさそう…

このあたり全体合わせての水量なのでしょうかね。
| 硬度 | 水質 | ph | 混雑度 |
| 130 | 中硬水 | 6.9(ぎり弱酸性) | やや賑わっている |

案外観光客の人が写真を撮っていたりして、こちらもやや人気のスポットのようです。
こちらも中硬水。近い区域なのでどこも同じ水源に思えるのですが、源智界隈だけちょっと違う水質なのが興味深いです。
現地までのアクセス
[includeme file = "excuse.php"] 松本はお水が美味しいことで有名で、東京からくる違いがわかる観光客がコーヒーを飲むためのカフェや喫茶店がたくさんあります。 [blogcard url=htt[…]
[includeme file = "excuse.php"] 松本はお水が美味しいことで有名で、東京からくる違いがわかる観光客がコーヒーを飲むためのカフェや喫茶店がたくさんあります。 [blogcard url=htt[…]














