【美味しい水】平成名水百選!松本市民の生活に溶け込む湧水を巡る 松本城周辺編

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松本はお水が美味しいことで有名で、東京からくる違いがわかる観光客がコーヒーを飲むためのカフェや喫茶店がたくさんあります。

食べログ

松本市にあるカフェ・喫茶店のお店の中から、食べログユーザーおすすめの人気ランキングTOP20を発表!(2026年1月10…

 

松本は周囲の山々から生まれでる清らかな水を地下にたくわえた町です。

住宅街のそこここに、美しく透明な湧き水が溢れ出すスポットが点在し、市民の生活を支えています。美味しいコーヒーを出すカフェも多く、東京からくる人たちが水の美味しさに触れる機会も多いと思います。

名水百選以外にも観光地としても素晴らしい

これから紹介する「まつもと城下町湧水群」は、平成の名水百選にも選ばれています。

松本城周辺地域には、美ヶ原などの山岳地帯や扇状地がかん養した地下水が豊富で数多くの井戸や湧水が存在し、それらを一体的にとらえたものを「まつもと城下町湧水群」としています。

代表的な井戸には源智の井戸などがあり、これらの井戸では地元町会など市民の方々が中心となり、保全活動が行われています。

また、市街地に整備された公共の井戸は、水汲み、街路樹への灌水や打ち水等に利用され、市民や観光客の憩いの場となっています。

引用:https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/52/4554.html

松本城や蔵の街中町など、観光スポットに湧いているところも多いので、飲み干したペットボトルに注いでいる人達の姿もよく見かけますし、たくさんのペットボトルを持参し、家に持ち帰る地元民の姿も多く、地域に密着したマニアックなスポットです。

「まつもと城下町湧水群」は環境省の「観光地として素晴らしい名水部門」第3位に選ばれています。ちなみに1位は「安曇野わさび田湧水群」で、こちらも長野県になります。

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これから紹介する井戸の湧き水は水質検査済で美味しく飲める水ですが、加工されていない生水はそのまま飲むとリスクもあるので自己責任での飲用になります。

煮沸をして飲用する分には問題ありません。

松本市が公式で「まつもと水巡りマップ」を出しているので、こちらを参考に湧き水スポットを網羅。今回は観光地の松本城周辺の井戸を紹介します。

このルートの所要時間は約50分です。

北門大井戸

松本城のお掘の水が街を縫うように流れています。

その代表的な井戸がこちらの北門大井戸。

車を止めるスペースがあるのですが、階段の昇り降りがあるのでたくさんお水を汲むと重労働に。

明治に入り松本城を取り囲む総掘りは、南から順番に埋めたていきました。
明治天皇の御巡幸に合わせて、女鳥羽川に挟まれた南総掘りは、1番最初に埋められました。

その後徐々に北側も埋められていくと、元々総掘りは、堀の水は湧水で満たされていましたので、埋められた際、松本城北門馬出(うまだし)跡地に水が湧きでて来ました。

そこで「北門大井戸」が作られ庶民の井戸として使用されてきました。

引用:新まつもと物語「北門大井戸」

透明度の高いお水が豊富に流れています。住民にも親しまれている井戸でよく道路に車が止まっているので、お水を汲んでいる人が多い印象です。

古い井戸で、水苔が生えています。ペットボトルでも汲みやすい。

お掘の周りには季節によって、寒椿、桜など移ろいを感じる花々も一緒に見ることができます。撮影に行ったときは「南天」の実が茂っていました。

硬度 水質 ph 混雑度
58 軟水 7.5(弱アルカリ性) 賑わっている

公園でもあるので、小さな子供がいたり、若いカップルが話し込んでいたりと、いつ行っても誰かしら人がいる。賑やかではありませんが、街に当たり前に溶け込んでいる井戸の風景。

現地までアクセス

 

東門の井戸

街に自然に溶け込んでいるやや小さめの井戸ですが、水量はたっぷり。

東の馬出しがあった場所にあたります。東に行くと「下馬出し」という町名も残っています。

周囲は飲食店で、この日はお祭りが催されており賑やかでした。この井戸の広場にテントが張ってあって、運営の方たちが陣取っていたのであまり写真が撮れなかったのですが、近所の方の計らいか、お花も生けてありこちらも住民の方に愛されている井戸のように感じました。

硬度 水質 ph 混雑度
68 軟水 7.1(弱アルカリ性) 賑わっている

近所の飲み屋で飲んだ帰りにここのお水を飲めば、二日酔いが軽減されそう…

 

大名町大手門井戸

2023年10月に改装工事が行われた「松本市立博物館」。工事中に取り外されていた井戸が新しく完成。

水めぐりの井戸整備事業で作られた最初の井戸です。古い井戸は、災害時にも水を供給する役割を備えていたようです。手動ポンプもあったようで、木の古い看板が建っていたのですが、新しく出来た井戸はスタイリッシュ。

松本市立博物館の外装にすっかり馴染んでいます。

硬度 水質 ph 混雑度
85 軟水 7.1(弱アルカリ性) 空いている

松本市立博物館は、松本城の近くにあり、定番の観光スポット。ペットボトルに美味しいお水を満たして、松本の街を散策してみるのはいかが。

このあたりは飲食店やカフェが多く、このお水(水脈)で淹れたコーヒーを味わってみるのも一興かと。

現地までのアクセス

 

西堀公園井戸

明治時代、松本城の西の総掘りを埋め立て作られ新しく町が出来き、この辺りは「西堀」と呼ばれています。

ちょっとした繁華街にある公園に湧く小さな井戸で、見過ごしてしまいがち。

小さな井戸ですが、水の勢いはあり、観光ついでにペットボトルで美しいお水を汲むのにぴったり。

硬度 水質 ph 混雑度
97 軟水 6.7(弱酸性) 空いている

西堀公園にはトイレやちょっとした遊具がおいてあり、周囲はビルに囲まれていることもあり、休憩や憩いの場として根付いています。

現地へのアクセス

 

松本神社前井戸

縦長&2つに別れているので、写真を撮影するのが難しい井戸。

前進は暘谷(ようこく)大明神。その後、今宮八幡宮、片宮八幡宮、共武大神社、淑慎大神社との合祀を期に、名称を松本神社と改めました。松本城主ゆかりの神社です。

引用:新まつもと物語「松本神社」

子供の頃、松本神社は「縁切り」だと言われていて、器量の良くなかったお姫様が婚期の遅れなどを気に病んで、お掘に身を投げた…などとの伝承があり、あまり近寄っては行けない神社だという認識でしたが、最近この伝承が全くの嘘だったということがわかりました。

松姫は器量よしでなかったため夫の康長から相手にされず、世をはかなんで堀に身を投げて亡くなったともいわれた。
松姫の祟りの伝承は現代にも尾を引き、ここでデートをした男女は別れる結末になるなどとまことしやかに言われたりした。

引用:城下町探訪2(PDF)

加助の話(処刑場から睨んで松本城が傾いた…)といい、田舎のホラー話は何を根拠に長年伝わり続けるのか。ああ、ネットがあって良かった。

松姫に関する事実は伝承とは異なっています。先に触れたように松姫は5歳で戸田康長の許嫁になり、14歳の時康長の元へ嫁いでいます。けっして美人でなかったために婚期がおくれたわけではありません。2年後には虎とら松(永兼)を生んでいます。けれども、松姫は24歳の若さで亡くなりました。夫の康長が松本へ転封になったのは、松姫が亡くなって29年後ですので、松姫は松本へ来たことはありません。

このように、夫康長から遠ざけられたわけでもなく、お堀に身を投げたわけでもありません。また、生んだ子の永兼も幼少時に亡くなったのではなく40歳まで生きています。

松姫・永兼の二人に共通することは、松姫は24歳と若くして亡くなっていること、永兼は長男で権力者であった家康の甥にあたるにもかかわらず家をつぐことができなかったこと、という悲劇的な面があることです。後の人たちは、若くして亡くなった松姫を哀れみ、永兼の無念を思い、またその怨念を恐れ、鎮魂を願ったでしょう。

そこにさまざまな言い伝えが生まれる素地があったと思われます。

引用:城下町探訪2(PDF)

なんてこった!松本に来たこともないお姫様の別れ話が未だ脈々と言い伝えられているとは…。

悲劇的な人生を送っていることは間違いなさそうですが、松本でも早く松姫の名誉回復がされることを祈ります。

話を戻して、こちらの井戸は2つに1つの井戸を分けたデザイン。

桶で汲むこともできるのですが、あまり実用的ではありません。珍しいゆえか、観光客が桶で遊んでいました。

汲むならここからですよね。

硬度 水質 ph 混雑度
7 軟水 8.1(弱アルカリ性) 街は賑わっている

松本城から道を挟んですぐにあります。近くには茶店的なお店があり、参道でもあるためか今まで見た井戸の中で一番賑わっている通りにあります。

軟水ですが、硬度が7とは。このあたりに湧く井戸の中でも超軟水です。

 

北馬場柳の井戸

その名の通り大きな柳に守られた井戸。

小さな井戸ですが、勢いよく清流が湧き上がっています。

黒い粒(鉄マンガン)が混ざっていることがあるようで、これが原因かははっきりしませんが、一時改修や調査をしていたようですが、今現在はまた井戸水が汲めるようになっています。

鉄マンガンは自然由来のもので、問題ないようですが、量が多く出る場合は引用を控えるようにとの注意書きが。自然のものですから、こういうこともあるんでしょうね。

今でも地元住民の方が保存に協力しているようで、どの井戸もボランティアの精神で守られています。

当たり前のように存在していますが、絶対に当たり前でないもの。世界の観光客が日本の美しさとともに、精神の豊かさを実感する場かもしれません。

硬度 水質 ph 混雑度
50 軟水 7.5(弱アルカリ性) 空いている

ひっそりとした井戸ですが、柳の大木は圧巻です。

 

地蔵清水の井戸(碑)

ここにあった井戸から鎌倉時代の銘のある石の地蔵菩薩が出現したことにより名付けられました。

中世のころ、この辺りは湧水が多いので、 泥町とか柳町と呼ばれていました。また現在の地蔵清水あたりには生安寺もあり、門前では棒庄の市がたち大変にぎわっていました。

天正十年、小笠原貞慶は父祖ゆかりの深志城を回復し、松本城とあらため、同十三年頃から城下町の整備を始めました。その折市辻に井戸を掘らせたところ、浄水とともに石のお地蔵様が出現したので、市辻は、この霊験あらたかな清水に因んで地蔵清水と呼ばれるようになったと伝えられています。

こうやって見ると、美しい透明なお水がふつふつと湧き出しているのがわかります。

水道の口がないので、ここからガブッと組み上げるスタイル。

硬度 水質 ph 混雑度
73 軟水 7.0(中性) 空いている

近所にはカトリックの教会があります。そこで地蔵というのも…日本は八百万の神様が根付いていますね。こういうのが許されるのも、世界では珍しいことの一つだと思います。

 

 

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